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脱臼や捻挫は日常的なケガですが、どのように診断されるのでしょうか。
脱臼には先天的なものと力が加わって起こる後天的なものがあります。
先天性股関節脱臼は生まれてくる際にもともと股関節が浅く結合されている赤ちゃんの股関節が脱臼してしまうものです。力が加わって起こる脱臼の多くは肩鎖関節や肘関節で起こります。
肩鎖関節では肩の先に上から下に力が加わることで起こり、軽度の場合は装具にて4~5週固定することで治りますが、重度の場合には手術が必要です。
肩関節は反復性脱臼が最も多くみられる関節ですので、一度脱臼した部位は、最初に脱臼した時よりも軽い力で脱臼します。
肘関節では脱臼との鑑別診断が必要なものに肘内障があります。子どもなどが腕を強く引っ張られた後に、肘をやや曲げた状態で下げたままにして、痛がって動かそうとしない時などに疑われます。
骨折や脱臼との鑑別するために、レントゲン検査で骨や関節に異常がないことを確認します。捻挫は、関節に力が加わっておこるケガのうち、骨折や脱臼を除いたものを指します。
つまり、レントゲンではわからないが、関節に何らかのケガをしているものを捻挫と言います。そのため捻挫には「関節の捻挫」と「筋肉の捻挫」「靭帯の捻挫」「腱の捻挫」があり、広い意味では「靭帯の断裂」も含みます。
このような日常的に起こるケガである脱臼や捻挫にも、渋谷整形外科・内科・皮膚科はしっかり診断し、丁寧に治療してくれるのでおすすめです。